最優秀賞
くらいから、よくみえる
広島大学
工学部 第四類建築プログラム 4年
齋藤 翔太
広島大学大学院
先進理工系科学研究科 建築学プログラム 2年
高尾 耕太朗
受賞コメント
この度は審査していただきありがとうございました。
地方移住者の新たな暮らしや環境に寄り添ったコンセプト「くらいから、よくみえる」に共感していただいたことを大変うれしく思います。
この経験を糧にこれからも誰かのためになる創作活動を続けていきます。
株式会社 ARC style(アークスタイル)が、「第1回ARC style 木造住宅コンペティション」を開催いたします。
ここ数年、リモートワークの浸透により首都圏より地方に移住するご家族が増えております。株式会社ARC styleのある静岡県富士市は東京駅より新幹線で1時間と利便性も良く、自然環境も豊かで移住を検討される方も少なくありません。最近では富士山の麓ということもあり、海外の方々にも注目されている地域となっております。そこで今回は、首都圏から静岡県富士市へ移住を希望するご家族に向けた木造住宅をご提案下さい。
今回、全国の学生から49点の応募をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
2024年7月22日(月)~26日(金)に審査が行われ、厳正な審査の結果、以下の方々の受賞が決定いたしました。
最優秀賞
広島大学
工学部 第四類建築プログラム 4年
齋藤 翔太
広島大学大学院
先進理工系科学研究科 建築学プログラム 2年
高尾 耕太朗
この度は審査していただきありがとうございました。
地方移住者の新たな暮らしや環境に寄り添ったコンセプト「くらいから、よくみえる」に共感していただいたことを大変うれしく思います。
この経験を糧にこれからも誰かのためになる創作活動を続けていきます。
優秀賞
日本大学大学院
生産工学研究科 建築工学専攻 1年
平松 凌太朗
コンセプトや住む人のターゲットが明確でプレゼンも分かりやすい。
建物内から富士山を眺めるのではなく屋根に登って眺めるという発想もおもしろい。
私も屋根を登って富士山を眺めて見たいと思いました。
株式会社 木の城いちばん 代表 城市 一成
小屋のような建物に、吹き抜けとロフトによる開放的な空間が魅力的である。
株式会社 しあわせ不動産 代表 日髙 秀満
記念すべき第一回目のコンテストで優秀賞に選んでいただきありがとうございます。
「富士を感じる大地の家」というタイトルのもと住みながら常に富士山を感じることのできる住宅を設計しました。
都会に比べ自然環境豊かな静岡では山小屋のように温もりのある住宅が最適ではないかと考えました。
他にも吹き抜けやロフトなどの開放的な空間、屋根を登って富士山を眺めるアクティブな空間など都会では感じれないものや体験できないものは何かというような移住がもたらす可能性に寄り添った提案ができました。
審査員特別賞
日本大学大学院
生産工学研究科 建築工学専攻 2年
渡邉 純平
曲線梁による屋根形状はどこかリズミカルで、ハイサイドライトによる光と風を取り入れた機能面でも優れた素敵な外観だと感じました。
アトリウムを中心とした配置計画は、人の気配を感じられ、どの部屋にいても明るく気持ちの良い空間へ仕上がっています。
そしてオフィスと住空間をアトリウムを利用して絶妙に仕切るアイデアが素敵だと思いました。
煮詰まった時やリラックしたい時には富士山を眺めながらバルコニーで仕事をしてもいいですね。
全体的にワクワクする住宅で「自分自身が住むとしたら・・・」を基準にして、この作品を選ばせて頂きました。
有限会社 宮本工務店 代表 宮本 武靖
全応募作品に共通して言えることですが、発想力、表現力、プレゼンテーション力など、大変素晴らしく感心いたしました。今回は1社1票の持ち票で代表者が投票するというルールのようですが、勝手ながら弊社設計部のメンバーと全ての応募作品を共有し、社内投票を実施させていただきました。学生さんがつくり上げたレベルの高い作品を目の当たりにすることで、いい意味での刺激を受けて欲しいと考えたからです。各作品のレベルの高さに中には自信を失いかけた者もいたようですが、総体的には狙い通りの効果があったように思います。私自身もとても勉強になりましたし、刺激をいただき感謝申し上げます。
前置きが長くなりましたが、今回最優秀賞には【04 Catenary Beam Residence】を推薦いたします。建物のコンセプトが明確で、且つその発想力や表現力が最も秀でていると感じました。また限られた紙面、スペースの中で、非常に中身が濃く伝わりやすいプレゼンテーションで、実際にこの素敵な建物で充実した日々を送るイメージが湧いてきます。
株式会社 協和ハウジング 代表 内山 和男
課題文において「リモートワークの浸透」がフォーカスされていたため、「仕事が嫌にならない家」という裏テーマを設定し、楽しく設計させていただきました。
外部空間のようなアトリウム、富士を眺めるバルコニーは実際に体感したい空間となり、「いつか自邸を設計したい」と強く思うきっかけとなりました。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
佳作
早稲田大学
創造理工学部 建築学科 4年
一杉 健洋 / 島 孝太
私たちは今回のテーマと向き合うにあたって、平行四辺形の可能性について考えてまいりました。他作品からは、表現についても学びが多かったです。この度は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
佳作
東洋大学大学院
理工学研究科 建築学専攻 2年
中原 知希
佳作に選出して頂きありがとうございました。シンプルな見た目ですが、この形に込められた考えや思いが伝わって幸いです。住む人が何を求めているのかを考え、それらを形にしなければならないという難しさを感じました。富士山の見える良好な土地で眺望を大切にし、居住者の現在〜未来のことまで考えた自分なりの設計提案ができたと思います。この設計を通して見つかった課題を見つめ直し、今後の設計活動に励んでいきたいと思います。
佳作
近畿大学
工学部 建築学科
前田 陸斗(4年) / 林 恒輝(3年)
この度は、佳作という賞をいただくことができ、大変光栄に思います。地元静岡でのコンペで、良いチャレンジができたと考えております。この度は大変ありがとうございました。
佳作
明石工業高等専門学校
建築学科 4年
宇都 椋太
この度は受賞させていただき、誠にありがとうございます。私は兵庫県に住んでいますが、6年前に初めて富士山を見たときのことを思い出しながら設計しました。富士山が美しく見えると評判の旅館に到着したときは曇っていて、その日は富士山が見えませんでした。しかし、翌朝、雨が上がると旅館から見える雨上がりもの富士山の姿が鮮明に今でも目に焼き付いています。その雄大な姿と美しい青を建築を通じて家族に伝えられるようにこれからも設計を頑張っていきたいと思います。
佳作
早稲田大学
創造理工学部 建築学科 4年
森田 悠太郎
この度は佳作に選んでいただきありがとうございます。課題⽂に掴みどころが無く、どのような⽅向性で設計を⾏えばいいのか⾮常に難しい部分がありました。最終的には、稚拙な部分はありながらも、視線が集うという温かい家の提案ができたのではないかと考えています。今回の受賞に満⾜することなく、より⼀層⼒を⼊れて設計に励んでいきたいと思います。
奨励賞
静岡県立科学技術高等学校
建築デザイン科 2年
池田 彩音
奨励賞
岡山県立大学
デザイン学部 建築学科 3年
井本 海希
奨励賞
静岡県立浜松工業高等学校
建築科 3年
赤堀 光祐
奨励賞
京都芸術大学
通信教育部芸術学部 デザイン科 3年
黒澤 俊和
奨励賞
神奈川大学
工学部 建築学科 4年
太田 有哉
奨励賞
大阪公立大学大学院
工学研究科 都市系専攻 2年
長浜 優輝
奨励賞
富山大学
都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科 3年
鬼崎 太陽
奨励賞
和歌山大学大学院
科学デザインクラスタ 1年
辻本 直哉
奨励賞
東洋大学大学院
理工学研究科 建築学専攻 1年
黎偉東
奨励賞
岡山県立大学
デザイン学部 建築学科 3年
森岡 輝成
審査員コメント
各居室から富士山の景色を見えるような間取りを第一に考えつつ、デザインとかっこよさを損なわない設計、室内をあえて暗くして景色が際立つようなPLANNINGはGOOD
株式会社 日沼工務店 代表取締役 日沼 友和
立体構成や窓の配置などデザインと環境に配慮したバランスの良い建物です。
あえて室内を暗く仕上げる事で、FIX窓からの景色を浮き上がらせるという発想がとても素晴らしい!
この建物に設けたFIX窓(ピクチャーフレーム)からの富士山を見てみたいと感じました。
株式会社 翼創建 会長 稲津 幸司
コンセプト通り暗いからよく見えるがうまく表現されている。
光の取り込み方が上手い。
現実的に構造を踏まえ間取りの配置が検討されている。
株式会社 栄輝工建 代表 大屋 信男
PRポイントにもあるように、あえて室内を暗くして外部の景色にスポットをあて浮かび上がる外部空間、柔らかな自然光が感じられる室内と屋外の一体感のあるデザインがとても素晴らしく、この家に住みたいと率直に感じる作品でした。
ウッドスタイル 株式会社 代表 片岡 宏彰
他の作品が大開口を設け、日差しや景色をできるだけ多く取り込む設計なのに対して、あえて閉鎖的な内部空間を演出したコンセプトに非常に興味が湧きました。
現在の住宅に必要なプライバシーの確保にも目を向けて設計されていて、何より視界を遮ることにより、より居住者が見せたい景色を強調することが出来ています。
エントラスを抜けた先にダイニングというのが気になる点ですが、非常に面白い作品で評価させていただきました。
株式会社 田辺工務店 代表取締役 田邊 大輔